全国保育士会がめざしていること

全国保育士会がめざしていること

(1)概要

 全国保育士会は、昭和31年に「子どもたちのまことの幸福を守るために保母は手をつなぎ、たちあがろう!」という呼びかけに賛同した人たちの手によってつくられ、現在では18万6千人余を会員とする(平成31年3月時点)、わが国最大の保育士・保育教諭等の組織です。

(2)特徴

 全国保育士会の特徴は、大きく下記の4点があげられます。

  • 全国の保育士・保育教諭等が「全国保育士会倫理綱領」の理念をもとに、「子どもの育ちを支え、保護者の子育てを支え、子どもと子育てにやさしい社会をつくる」ことを目的に事業をすすめていること。
  • 専門職としての誇りと責任をもち、会員が一体となって保育の質の向上および自らの専門性の向上をめざしていること。
  • 全国的ネットワークによる活動展開により、幅広い視野をもって各種事業に取り組んでいること。
  • 全国の福祉関係者や、福祉施設等組織の連絡・調整機関である社会福祉協議会と協働するとともに、幅広く児童福祉施設協議会等と連携・協働し、子ども家庭福祉を推進していること。

(3)令和2年度事業計画の柱

 令和2年度は、事業計画に下記の4つの大きな柱をかかげ、事業を展開しています。

  • 子どもが豊かに育つ、より質の高い保育の実現のための取り組み
  • 専門性の向上を実現するための環境構築の取り組み
  • 養護と教育が一体となった保育に対する保護者・地域社会からの理解促進のための取り組み
  • 災害被災地保育士の支援

(4)重点事業

1.食育の意義の周知

  • 令和元年度に作成した「食育の『言語化』報告書(仮)」の周知を図るとともに、保育関係者、保護者、地域の関係者など、対象者別のパンフレットを作成し、保育所等が取り組んでいる食育の意義を発信することで、より一層理解を深める。また、同報告書およびパンフレットを活用し、内閣府や厚生労働省、農林水産省などに対しても、乳幼児期の食の重要性、自園調理の優位性などを伝える。

2.児童虐待防止に向けた保育所等における取り組みの推進

  • 令和元年度に作成した「児童虐待防止に関する保育者向け研修用ツール(仮)」の活用により、子どもや保護者と日常的に接する立場にある保育士・保育教諭が、不適切な養育が行われている場合にいち早く気づき、専門性を活かした支援につなげる。

3.保育の魅力の発信

  • 若い世代を想定し、保育の魅力ややりがいを発信するとともに、保育士・保育教諭の仕事について、正しく理解できるような情報提供を、保育現場の立場から進める。保育の仕事への正しい理解を進めることで、保育人材の確保につなげるとともに、保育現場での児童・生徒の見学や実習の受け入れを行う際の適切な対応にもつなげる。
  • また、若い保育士を想定し、保育の楽しさを発信することで、あらためて保育の魅力ややりがいに気づいてもらい、定着や復職を促進する。

4.保育士会組織の組織力強化

  • 全国保育士会委員に対し、委員総会や委員連絡会議、各部会、研修会等の機会を通じ、各県・市および各園の取り組み・課題の共有、全国保育士会の取り組みの周知などを通じて、帰属意識の向上を図り、組織力の強化につなげる。
  • 会員増に向けた取り組みとともに、会員名簿の更新や「保育士会だより」の内容充実、リーフレットを通じた全国保育士会の取り組み周知を通じて、会員の組織に対する帰属意識を向上させるとともに、各県・市組織の組織力強化に向けた働きかけを行う。